「明日の神話」 岡本太郎

東京・汐留，日テレでついに公開です．

故・岡本太郎さんの壁画，2003年にメキシコで発見されたものです．サイズは縦5.5m,横30mととても巨大なもの．製作時期は大阪万博にあわせて作られた「太陽の塔」と同じ1968年-1969年．「太陽の塔」と対を成す作品とも言われているそうです．

2003年，発見当初の壁画は相当傷んでいたらしく1年かけて修復作業が行われたそうです．つい最近，修復作業も終わり，今回の公開へと至ったようです．

その「明日の神話」が公開されるとあり，汐留まで行って見てきました．最初は壁画の鮮やかさに目を奪われます．それから少しずつさまざまな部分をじっと見ていくと鮮やかさとは対照的にすこしもの悲しい気分になってきました．デフォルメされているものの生き物が火に焼かれているようすなどが壁画の中に見て取れます．人間とは罪深いものですね．

汐留での壁画の公開は8月末までです．その後，壁画がどうなるかはまだ決まっていません．ニュースサイトをうろうろしていたら広島，長崎から引き取りたいと手があがっているという記述もありました．個人的にはこの壁画が書かれたメキシコのどこかの緑鮮やかな森の中にあってほしいと思います．さすがにそんなことが実現するとは思えない上に，森の中にやたらと人工物を置くのもおかしいと言われるとそれまでなのですが．．．．

無料で公開されているので，何回か行ってみようかなと画策中．

詳細は以下のページで．
岡本太郎 - 明日の神話オフィシャルページ [Hobo Nikkan Itoi Shinbun Partnership]