レオナルド・ダ・ヴィンチ The mind of Leonardo - The Universal Genius at Work -天才の実像 於:東京国立博物館

受胎告知の日本での初公開.平日に行ったにもかかわらずたくさんの人で賑わっていました.

目にした感想は「きれい..」作品保護のためでしょうか,照度を落としてある室内で,作品はやや赤めのライトで照らされていました.細部まできっちりと書き込んである作品.ダ・ヴィンチの緻密さのようなものが見え隠れします.照明の加減,絵の具の種類,描き方,そのようなものがあいまってか,絵がきらきらとしているようにも見えました.

会場にはスロープが設置されていて,少し高く,絵からは遠めの位置(3,4mくらい?)からと低い位置で絵に近い位置(0.5-2mくらい?)から見ることができます.

第一会場で受胎告知を見たあとは第二会場で手稿を元に様々な模型や道具などの展示を見ていました.こちらで展示されているものはコピーやレプリカなどです.画家でもあり,分野が広い研究者でもある,幅広い一面を見たような気分です.

しかし,コピーやレプリカで一つの展覧会が成立してしまうような人物は滅多にいないように思います.

ただ,残念だったのは,受胎告知の正面(高い位置から見られる場所)で立ち止まり,人が多いのでゆっくり歩きながら見てくださいと促されているにもかかわらずじっと動かない人がいたこと.*1立ち止まって見ていたい気持ちは非常によく分かるのですが,,立ち止まってさえいなければ,その位置からも私も他の人も歩きながらでも見られるのに..と思いました.*2平日に行ってこの調子だったので,GW中はもっと多くの人で賑わうのだろうなぁ...

お天気も良く,いい日でした♪

*1:オペラグラスまで使ってすみからすみまで観察している様子でしたから,気を使う気は全くなさそうです

*2:立ち止まっている場所が真正面なので非常にいい場所なのですね...