Digital Human Research Center Work Shop 2007

今年のテーマは「日常生活のコンピューティング」

子供の事故防止関連の話が多々ありました.
興味があったのは,DHRCで成されている子供の事故予防のために日常生活をデータベース化し,モデル化している研究.ベイズ推定などの確率論による手法を利用しているのですが,子供の行動という数学であらわすことができないようなものをどうやって表現して,どう利用しているのか.これができるのならば,他の分野への応用範囲は広いと思います.私も,自分の仕事の一部で使えないかな..と考えて聞いていました.*1

ただ,問題となるのは必要なデータは何であるか決めること.得られるデータは多岐に渡る上,見方によってもデータが変わってしまうようです.その上,何をどう集めて,推定していったかで得られる結果がかなり違ってくるようです.私の独断と偏見での必要なことは,

  • どんな結果が得られたらどう活用できて嬉しいのか,目的をはっきりさせる(当たり前ですが,意外と難しい...)
  • さまざまなデータの種類・見方で小さな推定を行って,目的に沿った結果が得られるか試行錯誤する

こういったことができたあとに初めて実際に応用できる気がします.小さな推定では一つに絞らず,大規模展開する前に中くらいの推定も必要かもしれないですね.

そういえば,コロラドからの招待講演のスピーカの方が天候事由で飛行機が飛ばなくなり急遽来られなくなっていました.*2

*1:説明が稚拙ですね.それだけ私がわかっていないということかな..すみません

*2:捕捉:仕事でWS約2週間後の3月中旬にアメリカからのお客様にお会いしたのですが,丁度その時期,ものすごい雪が降って,飛行機どころかバスなどの交通機関もストップしていたという話でした.